和きあいクリニック(院長コラム)|社会福祉法人和貴会 (介護サービス、老人ホーム、訪問診療 大阪・奈良)

和きあいクリニック

~訪問診療現場の日常から~

末期がんの患者と介護保険

末期がんと診断された患者の方(40歳から65歳未満の方も含む)は介護保険のサービスを受けられるということは、あまり知られていないように思われます。

仮にすぐには介助は必要のない状態であったとしても、急激に悪化するケースはよく見られますし、特殊寝台や車椅子が自己負担1割で利用出来るので、先を見こし申請しておくにこした事はありません。

その際気をつけていただきたいのは、申請する市区町村の「介護認定調査」での「審査結果までの時間」とその「審査結果」です。

末期がん患者の介護認定審査については、急変の可能性を見こして別枠で迅速な審査をする措置をとってくれる窓口もありますが、 市区町村によってバラつきがあるように感じます。確認しておきましょう。

一方かといって早めに申請しても、調査結果が介助の必要性が低い「要介護1」や「要支援」程度であれば、サービスで受けれる福祉用具の利用に制限がかかってしまいます。

「介護認定調査」は病状とは関係なく生活の不自由具合で測るので申請の際は、注意が必要です。

市区町村の担当課やケアマネージャーとよく相談の上、審査結果も考慮に入れながら申請を行ってください。

脳血管障害を予防する

介助を必要とするような重い後遺症が残ってしまうのが、脳が関係する疾患です。

最近は若い年齢の方も脳梗塞、脳卒中で倒れて・・という話を聞きます。

脳血管障害、特に脳梗塞の起こる仕組みは脳の血管にコレステロールが溜まり、 血液が届かなかった部分に機能障害(ろれつがまわらない、半身のしびれ、視界の変調など)が起こります。

その予防についてですが、日々の食生活がものを言います。

血管の硬化を促進するコレステロール、中性脂肪を避けるような食事を心掛ける事が何よりの予防です。

よく言われているように動物性たんぱく質、塩分、アルコールの摂取は控えめにしましょう。

逆に青魚(サバ、サンマ、イワシ等)、やビタミンEを含む食べ物(大豆、ごま、玄米など)は血液をサラサラにするのに一役買います。

適度な運動(ウォーキング、水泳など)も効果があります。元気な体は、毎日の食事の小さな心掛けでつくられると私は考えてます。

~嚥下障害の予防~

加齢に伴う体の機能低下の一つに、咀嚼や飲み込む機能が衰えて起こる、嚥下障害があります。

加齢あるいは、脳卒中の後遺症などで、脳神経系や筋肉が正常に働かず 「噛んで飲み込む」 機能に支障をきたし、 うまく飲み込めなかったり、むせてしまう現象です。

嚥下障害になると栄養の摂取が難しくなり、 体力が衰えていってしまうのと、それに加えて、嚥下障害になると唾液や食物、胃液などが気管に入ってしまうことが増え、 その食物や唾液に含まれた細菌が、気管から肺に入り込み肺炎を起こす(誤嚥性肺炎)ケースがよく見られるので、注意が必要になります。

近頃、「ときどきむせる」 「飲み込みにくい」 などお感じの方に、食前に下記の口腔エクササイズを推奨いたします。

  • 首を前後左右に2回ずつ、傾ける。ぐるりと大きく首をまわす。
  • 肩の上げ下げ(2~3回)
  • 頬を膨らませたり、すぼめたりする。
  • 口を大きく開け、舌を前に出す。その後舌で左右の口角、と上下の唇を舌でなめる。

(※嚥下体操 抜粋)

今はソフト食や刻み食も開発が進んで、おいしくなってきているそうですが、食感、歯ごたえなどは食事の楽しみの一つで、失いたくないものです。

食事の時間がいつまでも楽しい時間であり続けられるように、いつまでもおいしく味わう事ができるよう、 毎食前に2分程度上記のお口の体操をしてみてはいかがでしょうか。食事の楽しみを持ち続ける事は、また認知症の予防にもつながると考えます。

詳しくは、072-920-2215まで、お気軽にお問合せください。

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診療科目 糖尿病内科 内科 訪問診療
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電話番号

072-920-2215

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